ヴィクトリアマイルのレースの特徴・予想のコツ・コースの特徴について解説します。
ヴィクトリアマイルG1 レース概要
| グレード | G1 |
|---|---|
| 競馬場 | 東京 |
| 条件 | 4歳以上牝 |
| 距離 | 芝1,600メートル |
| 昨年勝ち馬 | アスコリピチェーノ |
| 昨年勝利騎手 | C.ルメール |
ヴィクトリアマイルのレースの特徴
東京芝1600mで行われる春の古馬牝馬No.1決定戦(G1)。高速決着必至のレースで、マイルのスピード能力が限界まで試される。リピーターが多く、同じ馬が何度も好走する傾向がある。阪神牝馬S組が主要ローテだが、近年はぶっつけ本番の馬も好走している。
予想のコツ
「リピーター」と「東京マイル適性」が全て。ソングラインやグランアレグリアのように、東京マイルに無類の強さを誇る馬には逆らえない。ディープインパクト産駒が圧倒的に強いレース。逃げ切りは難しく、中団から32秒〜33秒台の末脚で差し切る競馬が王道。前走着順よりも「東京適性」を最優先する。
ヴィクトリアマイルのコース「東京芝1,600メートル」
東京芝1,600メートルは左回りで行われ、スタート地点は第2コーナー付近、スタート直後から3コーナーまでは約550mの長い直線が続きます。そのため、序盤のポジション争いは激しくならず、枠順による有利不利は少ない傾向があります。 春のNHKマイルC、ヴィクトリアマイル、安田記念といった大レースが行われる舞台で、クラスが上がると瞬発力を持つ馬が有利なコースですが、近年は逃げ切りも目立ちます。全体的な傾向として、逃げ・先行馬が有利で、ペースは比較的落ち着きやすい(スローペースになりやすい)と考えられています。最後の直線も東京競馬場特有の長い直線が待っています。

同じ舞台で行われるレース
ヴィクトリアマイル2026予想
何かと荒れるイメージの強いヴィクトリアマイルだが、実は1番人気の成績がかなり良く、過去10年で「3-2-2-3」と複勝率は7割の安定感を誇る。
10番人気以下の大穴馬は「1-2-1-77」で複勝率4.9%ほどと、荒れるイメージの割には控えめな数字だ。10人気以下の大穴馬を狙いすぎるのは要注意。
NHKマイルとは異なり、Bコース1週目で内が使えるのが馬場傾向のポイントだ。
2〜3枠から勝ち馬が6頭も出ている通り、1週間で外枠有利→内枠有利に傾向が変わるのも知っておきたい。
馬の年齢は4〜5歳馬が圧倒的な成績を誇る。過去10年中8頭が4〜5歳馬であり、6歳馬は「1-1-1-21」と複勝率がガクッと落ちてしまう。勢いのある4歳馬と、ピークを迎えた5歳馬を軸に馬券を組み立てたい。
※7歳馬は2016年にストレイトガールが勝利したが、出走頭数が3頭のみなのでサンプルが少ない
今年はクラシック2冠のエンブロイダリーやオークス馬カムニャックなどの4歳馬に対し、昨年2着のクイーンズウォークや2冠馬チェルヴィニアが人気の中心になりそうだ。
注目馬:6ラヴァンダ
ラヴァンダは戦績から分かる通り、典型的な東京コース巧者。タフなレースで粘り強く脚を使うのが強みで、2走前の東京新聞杯はトロヴァトーレとクビ差の2着に好走。
トロヴァトーレは次走のエプソムC(GIII)も制し、レベルの高い牡馬相手に善戦していたところを見ると、牝馬相手なら通用しても不思議ではない。
人気を落とすのは前走阪神牝馬Sの8着という結果だろう。これは34.9-33.5という後傾ラップで決め手やスピードが求められるレースだったが、持久戦が得意なラヴァンダには全く向かないレースだったので度外視できる。
得意な舞台で牝馬限定戦となれば、勢いのある4歳馬に勝利しても不思議ではない。
データ的にも好走率の高い内枠を引いたし、Bコース替わり初週の馬場の恩恵を受けて好走に期待したい。
本命:18チェルヴィニア
本命は5歳の方の2冠馬チェルヴィニア。
大外枠に入ったが、8枠は過去10年で「1-4-1-22」で複勝率21.4%とそれほど悪くない。
前走の中山記念(GII)はブリンカーの効果が出たのか、直線で追い出しを待たされてから一気に伸びて上がり2位をマーク。
1800mでも距離が足りない印象ではあったが、ハイレベルな牡馬相手にあの内容なら、牝馬限定のマイルでも問題なく上位にくるだろう。
昨年のクイーンズウォークも金鯱賞を勝利したのち、マイルは距離が短いのではと思われながら2着に好走した。牡馬相手に通用している馬は、距離適正の壁を超えて好走するのがヴィクトリアマイルの特徴である。
先週の東京の外差し馬場を見ると、揉まれて脚を余すよりは、外で脚を出し切る方が安心できる。先週の勝利騎手であるレーン騎手なら尚更安心だ。